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イベントレポート_「未来を切り開く力を身につける!ボードゲーム感覚で楽しく起業家的思考を学ぶ」
記事:野田センター長
<講師>
朝比奈 信弘 氏/中小企業診断士・インキュベーションマネージャー
2024年11月17日(日)に西大井創業支援センターで開催された、アントレプレナーシップを学ぶ体験型イベントの様子をお届けします。
業種によって異なる「企業経営」をボードゲーム感覚で楽しく学ぶ
今回の対象は、小学4年生から中学3年生。
起業やビジネスに対してまだまだイメージが湧きづらい年代ですが、自身のキャリア形成を考える上では早めに触れて体験しておきたいもの。今夏に開催をしたサマースクールでのアンケートでも「楽しく学べる機会を増やしてほしい」という声も多く聞こえてきました。
そこで、西大井創業支援センターでは、企業経営を誰もが楽しめるボードゲーム調で楽しみながら学べるコンテンツを制作し開催をしました。
内容は至ってシンプルです。
最初に3〜4人でチームを作り、好きな色の船を選択します。4つある島を巡りながら最終的に一番お金(PORTマネー)を持っているチームが優勝です。
最初はどのチームも300万円のお金(PORTマネー)を持っている状態です。ここからボード上で起こる様々なイベントに対して、どのように対応していくかを選択肢の中から選んで進んでいきます。
その船ごとに、「プログラミング教室」や「お蕎麦屋さん」といった業種が異なっており、それぞれにスタッフを雇う人数や、店舗を構える立地、感染症などの影響を受けやすいかどうかなどの事業の特性があります。
チーム内で自己紹介の後、ゲームスタートです!
ボード上の1〜6の中から好きな数を選らんで、出てきたイベントをクリアしていきます
イベントの内容や選択肢次第で、売上が生まれたり、反対に予想外の出費が出てお金(PORTマネー)が増減します。さらに、イベントには[提案問題(グッジョブチャンス)]があり、企業経営で起こる様々な問題について、チームメンバーで知恵と工夫を出し合って協力して乗り越えます。良い提案については、講師から「その提案グッジョブだね!」という称賛と共に、グッジョブカードが獲得でき、最後の決算時に有利になります。
中には、お金(PORTマネー)が足りなくなって、お助けカードの「エンジェル(投資家)カード」を使って出資を募ったりと、計画通りにはいかないことを経験しながら、選んだ選択肢が後々どのような影響を及ぼすのかが分からないドキドキ感もあって大盛り上がりでした!
紆余曲折を経て、無事に4つの島を渡り切った所で、いよいよ決算です。
これまでに獲得したお金(PORTマネー)に、自分たちの事業の価値を加えて一番お金(PORTマネー)を集めたのは、、、、「スポーツジム」チームでした!
参加した児童・生徒のアンケートは満足度100%!
アンケートでは、
「たとえ、たくさんのお金が減っても諦めないことが大事だということが分かった」
「起業の難しさを改めて知った。同時にロマンや楽しさもあった」
「こんな面白いゲームができてよかったです」
「また今回のようなゲーム感覚で学べるイベントなら参加します!」
といった声がありました。今後もまた企画していきたいと思います。
参加した児童・生徒や保護者の皆様、ありがとうございました!