2401起業media
令和6年 2401起業塾レポート_第4回講義「0から学ぶ! 収支計画 きほんの”キ”」
事業に必要不可欠な、収支計画の基本を学ぶ
記事:野田賀一(西大井創業支援センター センター長)
2024年7月20日に行われた、第4回目講義をレポートします。
第4回講義は「収支計画きほんの”キ”」をテーマに、事業を進める上で必要不可欠な事業収支や資金計画の組み立て方を明らかにしていきます。
講師は、ビジョンブーストコンサルティングの河原 雅史中小企業診断士です。
収支計画を作成するメリットとは?
収支計画の作成については苦手意識を持つ起業家も多いです。まずはみなさんが取り組みやすいように、河原講師からゴール設定と作成することのメリットについて説明がありました。
[メリット]
・お金に関する客観的な現状を把握し、未来を予測し、最善の手段を選べるようになる
・周囲の関係者(創業支援者や金融機関)との共通言語になる
河原講師からも 「あなたの事業を成功に導く、強力な武器になります」というコメントもあり、どうやって資金を調達して、事業を組み立てて利益を上げて、何に投資して、どのように事業を拡大・継続していくのか。事業構築〜運営・経営には欠かせないスキルです。
講義は収支計画の基本から始まります。
●収支計画とは?
●損益計算書と5つの利益とは?
「本来は売上から売上原価を引いて売上総利益を求めて、そこから販管費を引いて当期純利益を求めていきますが、みなさんのように事業を始める場合には、出したい利益や得たい収入から逆算していくことも必要です。そちらの方が実際にどれくらいの売上や費用になるのか?のイメージがつきやすいです」(河原講師)
続いて収支計画の応用として
●損益分岐点売上とは?
●固定費・変動費の理解
損益分岐点売上高や変動比率とは何か?の解説を聞いた上で、講師が作成したエクセルのワークシートで、実際に数値を入れてどのように相関関係があるかをさらに理解を深めていきます。
数字に強い塾生が、他の塾生をフォローをしてみんなで学びを進めていきました。1人でやると苦手意識の強い数字の計算や見立ても、他の塾生との教え合い・学び合いでフォローし合うことで取り組むことができます。
最後は、資金計画の目的の説明を行い、講義は終了となりました。
お昼休憩を挟んで、午後は塾生同士でディスカッションを行ったり、河原講師に質問を行って活発に活動していました。
次回は8/3(土)に[プレゼンの心構え・伝えるポイントの理解]の講義です。
8月は西大井創業支援センターのインキュベーションマネージャーとの個別メンタリングも行いながら、さらに事業を練り上げていく期間となります。
起業塾も残す所あと1ヶ月半となりました。最終プレゼン会まで引き続き各回をレポートしていきます。お楽しみに!